自信家くまさんのお家

あーあ はちみつをとりにいかなきゃ

はちみつをつくりましょう



はちみつを作るには。

まず蜂を捕まえてこなければならない。雄と雌、関して雌は女王でなければならない。


無限はちみつ搾取を目指す我々としては、この番いが、どのような困難が起きようともつがい愛、営みを持ち、清潔に、健やかに愛とはちみつを創造していかなければならない。



これは義務であります。



そんな空難しいことを書いたふりして馬鹿みたいな事をしているけれど、簡単に言ってしまったら愛する人同士が結ばれたら、後は熊にでも蜂にでも、はちみつにだってなれるものなんだよ。


よくわらかんね。わからんのは私の方か愛の方か。


ここ数十年と、はちみつを作るために、蜜蜂を必死に探してきました。

とても性格の良い、人として向上心があり、頼りになる、そんな蜜蜂を見るたびに素敵だなぁと感じます。でもその時点で結果なんか分かってるのです。その他大勢の何番目も後にその人に出逢ってしまった今で、どうしてその人を好きと言えようか!


答えは簡単。そんな人には、私が出会い着く前に良き逢瀬があり、縁は繋がり、出逢った瞬間私の勝ち目はとっくにないのでございます。


それでも好きと言ってしまえば浮気。こんなにも重厚な愛の前で浮つくとされるだなんて辛抱できないもの。だから必死に足に紐をかけて絆すの。それに手を出しては駄目だと。目を向けては駄目だと。羨ましいと思った時点でこちらの負けは確定したのだ。


はちみつを、作る過程が大切なのか。それとも出来上がる瞬間に出会うことができないことが不運であるのか。