石を飲み込んだ話
喉の奥に、飲み込めない塊が詰まっています。
いつもは何の障がいもなく苦も無く普通に息をしていられるのに、最近は、ううん、割と少し前から詰まるような苦しさを感じる時がある。
よくあるツイッターやらなんやらで、発表される話。今まで仲が良くも悪くもなかった子が、仲が良かった友達と付き合ったなんていうよくある話。
この間までお互い何でもないっていっていたじゃない。
別にその友達が好きだったわけじゃない。そんな次元ではなくて、言っていたこととしていることが全く違うじゃないってこと。
でも、結局それは他人事なんだから、見なければいいはずなのに、気付けば私はその繋がりを見てひとりで吐いている。人間だからこその嫉妬。何と醜いものでしょう。でもそれにとらわれて私は前すら碌に見ることが出来ないのです。
どんどんどんどん、ひとりになっていく気がする。
両親とも、友達とも違う絆が、うらやましくて、輝かしくて、
簡単には手に入れられないものだからこそ、もってない者からすると掛け替えのないような光に見えるものなんです。特に、こんなに一人を寂しがっている私なんかからしたら。バカみたいな薄汚い自慢ですら美味しそうな、苦々しい蜜に思えるのです。
でも、はっと下を向いて、横を向いて鏡を見ると、本当の自分自身が映っているのです
現状なんて、闇に近いほど汚い沼にはまっているのです。都合のいい女なんていう、どうしようもないものに。それさえ気づかなければきっと輝かしかったはずなのに、知っている上でそうなってしまった私はきっと救いようがないものなのです。
どうやったって、将来を一緒に歩みたいと思っていたって手に入れられない。だからこそ、そんな相手を手に入れられた身近な相手に汚い感情を向けてしまうのでしょう。
あぁ、汚い。